スマックガール@新宿FACE - 夜の部
夜の部のお話。
まずは、セミファイナルに登場した愛弟子の貴代さん。
『スマックガール・ミドル級女王次期挑戦者決定戦』として総合としては初の国際試合に挑んだ貴代さん。
結果… 全てにおいて圧倒し最後は十字で見事な1本勝ち!
彼女の強さを誰よりも知ってるから、結果には驚きません。
僕が嬉しかったのは、今回の彼女の試合に対する考え方、自分で組み立てた試合展開。
セコンドの我々の指示や想像を上回る動きをした場面が何回もあったんだけど、嬉しかったなぁ…
そんな単純なことが嬉しいぐらい、不器用な子なんでねぇ。
しかし、練習してきた事を当たり前のように出せるってのは難しいと思います。
カウンターでアッパー入れてストレート入れて…
蹴りの間合いに入った瞬間やパンチの最中にローを打ち続け…
首相撲ではしっかり重心を落としヒザを突き刺し…
テイクダウンし、散々踏み付けて…
最後は一気に十字で一本勝ち。
2分ぐらいの試合の中で、練習してきた打投極をハイスピードで出し続け試合を終わらせました。
これで、彼女はスマックガール・ミドル級女王次期挑戦者に決定。
女王に君臨するのは… 貴代さんが長年追い続けてきているあの選手。
こんなにドラマがある人生って滅多にないんじゃないかな?
シナリオがあるかのように、必ず女王と貴代は様々な分岐点で遭遇する。
最近、格闘技に対する発言や考え方が劇的に変化してきている彼女。
打撃の質もどんどん進化し続けてるし、全てにおいて伸びしろの限度が未だに見えぬ彼女。
天から授かった才能と肉体を持つ人が、しっかりとした自我を持ってきた…
ってのは大きな意味があると思います。
女王とのタイトルマッチが楽しみでしかたありません。
こんな夢のあるドラマチックな人生を歩める人なんて滅多にいないんだから。
どうせならそんな人生を謳歌したまえ!
↓ 親愛なる端兄妹。 兄がセコンドに居るって意味は本当に大きいですな。
↓ 「前髪が変…」とか、「コロンビアの売春婦みたい…」とか言わない!
↓ そこ! 足の太さを比べない!
↓ で、夜の部に登場した慧舟會3人娘ね。
右の、女ドン・フライの異名を持つドン藤野嬢。
空手少女(可愛い!大ファン!)の試合開始直後に叫ぶ「ソリャ!」って可愛い掛け声に対し…
『なんじゃコラァ!!!!!!!!』
と怒鳴りながら殴りかかっていったドンさん…
身内、唖然呆然大爆笑!
ゴツゴツゴツゴツ殴りあって、テイクダウンすると腕を捻り上げ!
あんなの技じゃない。 両手で相手の腕を力いっぱい捻り上げる… まさに握撃!
あまりの強引な仕掛けに慌ててレフェリー試合を止めて見事な1本勝ち!
いやぁ、ある意味格闘技の原点だよな…
相手を破壊するのが格闘技の勝敗なんだから、技とか関係ないもん。
技術論とか技を競うとか… そんな言葉をあざ笑うかのようなドンさんの試合でした。
左の兼やんは、全てにおいて圧倒し試合をコントロールするも極めきれず…
勿論、フルマークの判定勝ちだけど動きが悪かったなぁ。
「アップの時にあんなに調子良かったのに試合では動けない」
よく聞く格闘技の魔の時に襲われた様子。
試合に出る時に一番恐いのがこれかも。
殴られてもいないのに粉砕骨折しているとしか思えぬ鼻を笑ってやろうと思ってたけど…
あまりの落ち込みようにタイミングを逃す。
彼女もまたプロなり。 素晴らしい。
彼女の鼻の隠れファンが多数いるって事実を励みに、またアグレッシブな試合を見せてください。
そんな感じのスマックガール。
宴は朝の7時まで続いたとさ…
自慰道の黒帯、茶帯、青帯に囲まれながらな…
"SMACKGIRL 2007 ~女王は新宿の夜を赤く染るか?~"
2007年3月11日(日) 東京・新宿FACE 入場者数:968人(超満員札止め)
第7試合 スマックガール・ミドル級女王次期挑戦者決定戦 5分2R
○端 貴代(和術慧舟會東京本部)
×シビル・スター(アメリカ/ダン・スバーン・ブラッド・サースティー・アーミー)
1R 2'47" 腕ひしぎ十字固め
第2試合 格闘王国Presents SMACKGIRL KILLER QUEEN TOURNAMENT 1回戦 フライ級 5分2R
×関由紀子(巴組)
○兼谷絵里(和術慧舟會A-3)
判定0-3 (梅木=兼谷/和田=兼谷/山崎=兼谷)
第1試合 55kg契約 5分2R
×岡田 円(西山道場)
○藤野恵実(和術慧舟會GODS)
1R 2'34" ストレートアームバー
http://gbring.com/sokuho/result/result2007_03/0311_smack_02.htm
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