ミュンヘン
連日、重い話で申し訳ないのですが、『ミュンヘン』を見てきたので…
また、人間性がわからなくなった。
何故にユダヤ人はそんなに忌み嫌われるのですか?
パレスチナとイスラエルは、何故にそんなに憎しみあうのですか?
イスラムの教え? キリストがユダヤ人だったから?
聖地って何さ? 同じ地球で? パレスチナに国が無いのは何故に?
イスラム圏にも何度か旅に行った。
同じ人間だったよ。 少なくとも外見は…
誰か詳しく教えてくれ。
中卒の俺にも理解出来る本とかは無い?
祖国を持たぬ哀しみ、苦しみ。
祖国を持ち戦争を知らぬ自分には絶対にわからない渇望。
だから、何も言えないんだけど…。
古の人間は最初に己、家族以外を襲い始めた。
隣人を襲い始めた。 隣の部族を襲い始めた。
そして、殺戮で築いた小さなひとつのコロニーが創られる。
次に、他のコロニーを襲い始めた。
他の人種を襲い始めた。 他の土地を襲い始めた。
それが段々に大きくなり…
ひとつの国が創られた。
そして、隣の国を侵略し… 山を越え海を渡り…
他の宗教を排除せんとし… 繰り返し繰り返し…
人間史なんてこんなもん。BJ。
小学生の時は、隣のクラスとの抗争があった。
中学になれば他の学校との抗争に発展した。
高校になれば族同士の抗争へ…
そして、他県ナンバー狩りへ…
その先にあるのは、本職や政治家たちの世界国取り合戦。
パワーゲームから外れたら…己の枠だけで生きていくしかない。
って、ヤンキー社会がそのまま世界の戦争に当てはまるよ。 くだらん。
人類の発展が隣人の排除にあるのなら、それは殺戮の歴史。
屍の上にしか文明が築かれないのなら、それは哀し過ぎる。
劇中に出てくる欧州の美しい町並み。
中世から続くその町並みに流れた血を思えば…
それは悍ましい光景へと変わる。
1987年の国連での挨拶で、レーガン大統領が言った言葉…
「地球外からの攻撃があった時に、あらゆる国家は団結し平和が訪れるだろう…」
あぁ、そうですか…
結果、解決策は宇宙戦争だけですか…
宇宙人に攻められないと、この地球の美しさにも神の無力さにも気付きませんか…
「お前ら、『宇宙戦争』を見て覚悟を決めなっ!」
結局は、それが言いたかったんだろ? スピルバーグよ…
↓ ほら! 宇宙人が襲ってきたぞぉ~(゜Д゜)/
いや、真面目な話で誰かここら辺がわかる本を紹介してください。
少しでも理解できた後に、もう一度見ます。
ミュンヘン
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